中山道広重美術館 Hiroshige Museum of Art, Ena

保永堂版 東海道五拾三次之内

展覧会の詳細

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 歌川広重の出世作にして代表作と名高い《東海道五拾三次之内》(通称、保永堂版)全55図をご覧いただきます。太平の世が続く中、空前の旅行ブームが巻き起こった江戸時代後期。景勝地に富んだ東海道は、伊勢神宮や名所の多い京阪を目指す江戸庶民の間で人気のルートでした。旅への関心が高まっていた当時の人々にとって、東海道を描いた本シリーズは旅のガイドブックであり、また、気軽に旅気分を味わえるアルバムでもあったのです。作品に描かれた旅人たちと共に、東海道の旅をお楽しみください。


会期 2020年1月23日(木曜日)から2月24日(月・振休)

休館日:毎週月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土・日・祝日を除く)
※2月12日(水)は翌祝日のため休館、24日(月)は振替休日のため開館いたします。

場所
展示室1(1階)
開館時間 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料 大人510円(410円) ※(  )内は20名以上の団体料金
▲18歳以下無料
▲障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料
▲毎週金曜日はフリーフライデー(観覧無料)
関連イベント □学芸員による作品ガイド
 日時:2月2日(日) 午前10時30分~(30分程度)
 場所:展示室1(1F)
□保永堂版東海道・旅人探しクイズ
 日時:随時
 《東海道五拾三次之内》に登場する旅人たちを探しながら作品鑑賞をお楽しみいただけます。
 全問正解の方には当館オリジナル旅人シールをプレゼント。
□解説ボランティア幽遊会による作品ガイド
 日時:随時(要事前予約)


今月の陳列棚

企画展「保永堂版 東海道五拾三次之内」より

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歌川広重
「東海道五拾三次之内 亀山 雪晴」(保永堂版)

天保4年(1833)頃 大判錦絵 中山道広重美術館蔵

 雲一つない晴天。暖かな陽光が差し込み、モノクロームの雪景色を鮮やかに彩っています。雪に覆われた木々の間からのぞいているのは、坂道を上る大名行列の姿。その表情をうかがい知ることはできませんが、せり上がった木々で強調された急坂が、雪道の険しさを物語っています。彼らが向かう先にあるのは、亀山宿の西端に築かれた京口門。通行人の往来を監視する番所も設けられ、亀山城の一部として機能していました。宿場町である亀山宿は、城下町としての顔も持っていたのです。