秋季特別企画展「広重翁―晩年の画業と「写真(しょううつし)」」
2023年10月5日(木曜日)から12月10日(日曜日)
【前期】10月5日(木曜日)から11月5日(日曜日)
【後期】11月9日(木曜日)から12月10日(日曜日)
浮世絵風景画の名手、歌川広重(1797-1858)。50代に手掛けた絵手本『絵本手引草 初編』では、自序として「画は物のかたちを本とすなれば写真(しょううつし)をなして是に筆意を加ふる時は則(すなわち)画なり」と説いており、対象の真を写し取る「写真」を作画の基本としていました。
本展では、嘉永元年(1848)から数え62歳で没する安政5年(1858)までの約10年間を中心に、晩年の代表作を通して広重の作画姿勢に迫ります。

次回の展覧会
企画展「ぐるり上方名所めぐり」
2023年12月14日(木曜日)から2024年1月21日(日曜日)
徳川の世となり、政治の中心は江戸へと移ったものの、依然文化や経済の中心地としてにぎわった上方。京・大坂の有名スポットはもちろん、瀟湘八景になぞらえて設定された近江国(現・滋賀県)の「近江八景」など、見どころ満載の上方名所をご紹介します。