連続講座

当館では、広く美術に関することをテーマに毎年連続講座を開催しています。通年で一つのテーマに基づき、毎回異なる専門家の方を講師としてお招きします。皆さまもこの機会に、美術をもっと身近に感じてみませんか。

2025年度連続講座 出版190年記念「木曽海道六拾九次之内」大解剖

当館は「中山道」と「歌川広重」を二大テーマとして作品を収集し、展覧会の企画・開催を行っています。その中心が、渓斎英泉歌川広重による「木曽海道六拾九次之内」です。本シリーズは天保6年(1835)に制作・刊行が開始されたと考えられており、令和7年(2025)は190年の節目に当たります。これを記念し、2025年度秋季特別企画展「出版190年記念 渓斎英泉・歌川広重 木曽海道六拾九次之内―摺り違いの愉しみ―」では、館蔵「木曽海道六拾九次之内」計192点を3期にわたり全点公開予定です。
 ▷「木曽海道六拾九次之内」概要
 ▷2025年度展覧会スケジュール
さらに、連続講座のテーマも「出版190年記念「木曽海道六拾九次之内」大解剖」江戸時代の旅行文化、旅のガイドブックである名所図会浮世絵の出版流通、そして英泉と広重の画業など、本シリーズを取り巻くさまざまな要素を掘り下げます。各分野でご活躍の先生方によるご講演を通して、秋季特別企画展での作品鑑賞を一層お楽しみいただければ幸いです。

第1回
4月12日(土曜日)
「木曽海道六拾九次之内」入門
常包 美穂(中山道広重美術館学芸係長)
第2回
5月17日(土曜日)
江戸庶民の旅と歩行
谷釜 尋徳 氏(東洋大学法学部教授)
第3回
6月21日(土曜日)
名所図会とその周辺
藤川 玲満 氏(お茶の水女子大学文教育学部准教授)
第4回
9月7日(日曜日)
錦絵の生産と流通
大久保 純一 氏
(国立歴史民俗博物館教授/町田市立国際版画美術館館長)
第5回
10月4日(土曜日)
渓斎英泉が描いた世界
松田 美沙子 氏(山梨県立博物館学芸員)
第6回
11月9日(日曜日)
歌川広重の画業と生涯
浅野 秀剛 氏(大和文華館館長)

※上記は、2025年1月時点の情報です。日程・内容等を変更する場合がございます。

時 間:各回午後1時30分~3時30分(予定)
受講料:4,000円(全6回)
場 所:中山道広重美術館 3階講座室
連続講座受講生は、中山道広重美術館友の会一般会員の特典(展覧会の通年無料観覧や会員限定ニュースレターの送付など)が受けられます。詳しくは友の会のご案内をご覧ください。
単独受講の当日席(若干数)は1回500円(観覧料別)。事前予約不可、先着順。会場の定員に達し次第締め切ります。
2025年度連続講座案内チラシPDF

お申し込み方法

2025年度連続講座受付開始:2025年3月7日(金曜日)から
(開館日の午前9時30分~午後4時30分まで)

美術館受付に備え付けの申込書に必要事項をご記入の上、受講料を添えて直接ご提出ください。お電話やお問い合わせフォームからの仮申し込みも受け付けています。なお、定員(50名)になり次第締め切ります。