国際交流

令和6年(2024)3月28日(木曜日)、中山道広重美術館は、日本美術技術博物館マンガ(ポーランド共和国クラクフ市)と友好協力協定を締結しました。中山道広重美術館 3階講座室にて、日本美術技術博物館マンガ カタジナ・ノヴァク(Katarzyna Nowak)館長(写真右)と中山道広重美術館 長谷川佳子理事長(写真左)による友好協力協定書の調印が行われました。
本協定を契機として、両館は相互の理解を深めるとともに、「歌川広重をはじめとする日本の芸術文化」に関する研究や国内外に向けた普及活動への協力、日本とポーランドの芸術文化に関する情報交換等を行い、相互の発展を促進してまいります。

日本美術技術博物館マンガ(Muzeum Sztuki i Techniki Japońskiej “Manggha”)

日本美術技術博物館マンガは、日本文化を広めるポーランドの国立文化機関です。1994年にアンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda)映画監督と妻クリスティーナ・ザフファトヴィッチ(Krystyna Zachwatowicz)の発案で設立され、当初10年間はクラクフ国立博物館の分館かつ京都クラクフ基金の活動拠点でした。2005年に独立した国立文化機関として認められ、2007年から博物館として運営されています。2009年には、クラクフ国立博物館の極東美術コレクションが同館へ寄託という形で収蔵されるに至りました。
同館は設立者の理念に沿い、主にフェリクス・『マンガ』・ヤシェンスキ(Feliks „Manggha” Jasieński、1861-1929)によって収集され、1920年以降クラクフ国立博物館で保存されてきた「日本美術コレクションのための家」として活動を展開しています。年間10万人以上が来館し、日本を中心とする極東の文化に触れています。名称「マンガ(Manggha)」は、ポーランドにおける日本美術愛好家・普及家・収集家の第一人者であったフェリクス・ヤシェンスキの愛称であり、葛飾北斎『北斎漫画』が由来です。

日本美術技術博物館マンガ公式HP

岐阜県恵那市とポーランド共和国

中山道広重美術館は、恵那市より委任を受けた公益財団法人が管理・運営をしています。恵那市は、東京2020オリンピックにおけるホストタウン事業を契機にポーランド共和国との交流を進めており、本事業もその一つとなります。

恵那市とポーランド共和国との交流(恵那市公式HP)