展覧会の詳細
会期 | 2020年12月10日(木曜日)から2021年1月17日(日曜日) 休館日:毎週月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)、1月12日(火曜日) ※1月2日(土曜日)、1月11日(月曜日)は開館 |
場所 | 展示室1(1階) |
開館時間 | 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで) |
観覧料 | 大人520円(420円) ※( )内は20名以上の団体料金 ▲18歳以下無料 ▲障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料 ▲毎週金曜日はフリーフライデー(観覧無料) |
関連イベント | 学芸員による作品ガイド 日時:12月13日(日曜日)午前10時30分~(30分程度) 場所:展示室1(1階) |
初代広重の没後、門人たちがその名を襲名しましたが、師の画風を最も忠実に受け継いだのは、二代広重といえるでしょう。彼が作品を手掛けた時代は、まさに江戸と明治の狭間でした。移り変わる時代を生きた絵師・二代広重が受け継いだ広重イズムをご覧ください。
企画展「二代広重-受け継がれた広重イズム-」より
今月の陳列棚
歌川広重(二代)《諸国名所百景》「対州 海岸」
大判錦絵 万延元年(1860)10月 当館蔵
朝鮮半島まで僅か50kmに位置する対馬は、古来朝鮮との文化・経済交流の拠点として栄えました。しかし本図では、西洋風の海洋船が旗を棚引かせ、海上を漂っています。その船には、乗員を乗せた小舟がつながれ、これから対馬へ上陸するのでしょうか。画面右手前の陸地は対馬の下島、その奥へ広がるのは上島と思われます。江戸から遠い対馬は、情報に乏しく、主要二島から朝鮮半島方向を望む構図が定番でした。