中山道広重美術館 Hiroshige Museum of Art, Ena

広重とめぐるⅠ たかが道、されど道-山海道之記実見-

展覧会の詳細

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会期 2018年12月6日(木曜日)から2019年1月20日(日曜日)
休館日:毎週月曜日 (ただし月日、日は開館)
月日(火曜日)から月日(木曜日)まで(ただし月日(水曜日)は開館)、
月日(火曜日)
場所
展示室1(1階)
開館時間 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料 大人510円(410円) ※(  )内は20名以上の団体料金
▲18歳以下無料
▲障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料
▲毎週金曜日はフリーフライデー(観覧無料)


 広重の描いた街道絵や名所絵を中心に、当時の旅の様子を探る展覧会シリーズ第1弾です。江戸時代、幕府は五街道を中心に街道整備に注力しました。当初は幕府の政治・軍事目的のため整備された街道ですが、時代が下るにつれ利用範囲は公用旅行者のみならず一般庶民にまで広がります。本展では人々が行き交った「道」そのものにスポットを当て、東海道や中山道を描いた作品を中心に概観することで、当時の街道の姿に迫ります。

企画展「広重とめぐるⅠ たかが道、されど道-山海道之記実見-」より

今月の陳列棚

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歌川広重
「東海道五拾三次 箱根」

中判錦絵 天保年間(1830-44)後期
中山道広重美術館蔵(田中コレクション)

  「天下の険」と謳われた箱根路は、東海道中一、二を争う難所でした。幕府は東海道を整備するにあたって、従来の箱根越えのルートを変更し、より険しい道のり、通称「箱根八里」を本道として定めました。まだ日も昇らない暗闇の中、旅人は駕籠に揺られ、箱根の急峻を上っていきます。先頭の駕籠舁きは大きな松明を掲げ、足元を照らします。雨が降ると足元がぬかるみ、歩きにくかったため石畳が敷かれました。