中山道広重美術館 Hiroshige Museum of Art, Ena

吉村コレクション

About the Yoshimura Collection

吉村コレクションについて

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荻須高徳「赤い壁の家」

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浜田庄司「塩釉面取色差茶盌」

 恵那市内の旧家に生まれ、名古屋市の眼科医の元に嫁いだ吉村トシ子氏(1920~2001)は、美術に造詣が深く、夫の故・吉村善郎氏とともに、多くの美術品を収集されていました。
 吉村氏はその人生の晩秋にあたる2000年10月、故郷・恵那に美術館が建設されることを知り、「文化、芸術は人の心を豊かにし、豊かな心から文化、芸術が生まれる。優れた芸術作品は、人類共有の宝」という思いから、自らの愛した美術品を郷里の美術館へ寄贈するという意向を持つようになったといいます。
 そして翌年、美術館の開館を前に、美術品全46点と美術品購入のための多額の資金を恵那市に寄贈されました。

 吉村氏から寄贈された作品群は、日本画、洋画、ガラス工芸、茶陶、その他装飾品から成ります。決して規模の大きなコレクションではありませんが、集めた人の顔が見えてくるような温かみのあるものといえ、その作品は多岐に渡ります。
 コレクションを構成する絵画は鏑木清方、伊東深水、高山辰雄、そして荻須高徳や山本鼎、ルオー、マリー・ローランサン。ガラス工芸では、アールヌーヴォーの代表的な作家であるガレやドームの繊細な作品。茶陶では加藤唐九郎や浜田庄司などがあります。

 これらの作品は「吉村コレクション」と呼ばれ、当館の貴重な作品資料として展示しております。